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リノベーション付き「小田急の『安心』サブリース」って?後編

グッドルームでは小田急電鉄、小田急不動産と業務連携し、空室や空き家に悩む不動産オーナー向け新サービス、リノベーション付き「小田急の『安心』サブリース」を行っています。
今回は、小田急電鉄から西村剛・課長代理(経営政策本部事業企画部)、弊社からは寺山雅宏が登場し、前編・後編2回に渡りご紹介させていただきます。

前編は、こちらから
【リノベーション付「小田急の『安心』サブリース」って?前編】

リノベーション付き「小田急の『安心』サブリース」では、グッドルームのリノベーション・TOMOS(トモス)で改修した物件を小田急電鉄で5年間サブリースします。管理は小田急不動産で受け持つ仕組みです。小田急電鉄線の活性化に繋がる事業として提案していきます。

リノベーション付「小田急の『安心』サブリース
左:小田急電鉄 西村剛・課長代理(経営政策本部事業企画部)右:グッドルーム 寺山雅宏

駅徒歩15分、立地は良くないが完成前に入居が決まった

ーー昨年10月に商品発表して、事例もでてきていると聞きますが。
西村:第一弾として、玉川学園前で一軒家のリノベをしています。駅徒歩15分くらいの場所にある物件で、立地は良くないのですが、完成前に入居が決まりました。本当に商品の狙いどおりのファミリー世帯、お子さまもいるご家族が入居していただくことになりました。
駅徒歩15分、立地は良くないが完成前に入居が決まった
玉川学園完成チェックの様子

 

ーー第一弾の物件もそうですが、今回の商品は集合住宅に限らないのも特徴でしたね。集合住宅での事例はありますか。

西村:現在、東京・渋谷区の笹塚で取り組んでいます。
笹塚のお部屋はこちらから
駅徒歩15分、立地は良くないが完成前に入居が決まった2
笹塚のお部屋完成写真

有効活用しきれていない物件がたくさん眠っているんだろうなと思う

 ーー反応も上々ですね。

西村:小田急電鉄としては不動産オーナー様へのコネクションがないので、小田急不動産を通じて呼び掛けたり、ポスターで告知したりしています。徐々に反応がでてきていますね。まだ、リノベとサブリースという組み合わせ自体が浸透していないのと、個人の戸建てオーナー様は所有している空き家を賃貸に貸し出す発想が一般化していない。これまでお問い合わせいただいた案件でも、長期間にわたりどなたも住まわれていなくて、放置されているようなものもありました。他人に貸し出すという発想がないんですね。こうした有効活用しきれていない物件がたくさん眠っているんだろうなと思います。

 
ーー使っていない不動産は痛んでくるし、管理にも手間がかかる。そういった物件にすぐにはまるサービスですね。

西村:そうですね。ご活用いただける方はもっと増えると思います。スタートから1年で100件くらいを目標にしています。

 

ーーそれくらいないと電鉄会社の取り組む事業として小さすぎますからね。
西村:サブリース事業なので、オーナー様にお支払いする借り上げ賃料と、入居者様からいただく家賃との差額が利益になります。ただ、この事業だけで収益を追いかけることは、おそらくなくて。今回でいえば、「空室・空き家問題の解消」など沿線の抱える課題解決に貢献できたらというところと、新しい人に住んでいただくということに主題をおいてやれればと思っています。もちろん、すぐに1000件、2000件と増えて事業として拡大できれば一番良いのですが(笑)

 

ーー副次的な効果の方が大きいということですね。

西村:当社からみれば、不動産オーナー様と新たに接点を持てる良い機会にもなります。共同事業者として小田急不動産がいるので、サブリースが難しければ、売却をはじめとして別のご提案など柔軟に対応していきたいと思います。

沿線の抱える課題は鉄道会社の課題でもあるので、貢献したい

 
ーー鉄道会社ならではの不動産オーナーとの付き合い方もありますよね。サブリースは5年という期間でやっていますが、鉄道会社はもっともっと長い期間で付き合いがある。それはオーナーにとっては安心につながりますよね。

西村:まさに、そういった観点で、商品にも「あんしん」を入れされてもらっています。鉄道事業者として、信用していただける点は大きいかなと思います。大げさかもしれませんが、沿線の抱える課題は鉄道会社の課題でもあるので、貢献したいと思います。

 

ーー鉄道会社が賃貸リノベという分野に取り組んでいくことに注目が集まっています。

西村:これまでは高齢者向けの事業には、いちはやく取り組んできたんです。たとえばサービス付き高齢者向け住宅などはその一例です。一方で、若年層をターゲットにした取り組みを強化していく必要性も感じていました。そういった意味では、特に若者に気にいってもらえたらうれしいと思います。若者が増えてくれば、店舗などもユニークなものが集まって、街の魅力向上や活性化にもつながっていきますので。

 

ーー最後に今後の展開をお聞きしたい。

西村:小田急では以前から取り組んできた複々線化工事が進み、2018年3月の完成を予定しています。複々線完成後は、朝方ラッシュ時間帯の運転本数が約3割増えるほか、都心方面への所要時間も大幅に短縮され、海老名から新宿までの所要時間は現行よりも約10分短い約50分となります。都心への通勤圏内が広がり、より便利になるので、都心で働いている若者世帯にも注目してもらいたいですね。

寺山:これまで良い立地に物件はあるけど、資金がないのでリノベなどの改修に取り組めないというオーナー様もいた。こういった商品が背中を押してくれればいいですね。

(役職等はインタビュー時のもの 2017年2月)



昨年10月からスタートした「小田急の『安心』サブリース」ですが、後編では、第一弾の事例を含めてご紹介をいたします。

「小田急の『安心』サブリース」の詳細はこちらから。


住宅コラムニスト

西条阿南

新聞社を経て、フリーランスの記者、編集者として活動。
経済誌や週刊誌などに幅広く記事を執筆中。
8年間で5回の引越し経験があり、入居者目線で鋭く意見を発信する。


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賃貸住宅では従来リフォームの設計、施工、入居者募集は別々の会社より提供されていますが、
グッドルームでは、リノベーションの設計・施工を「TOMOS」、
リノベーション後の入居者募集を「goodroom」により、ワンストップで提供することでオーナー様の空室解消や家賃下落に対する不安を解消し、築古賃貸不動産のバリューアップを行っています。

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