最新DIYスペースに潜入
家具や住宅設備など本来なら購入するものを自ら作るDIYがブームだ。
賃貸住宅オーナーの中にも、ちょっとしたリフォームなら自分でやってしまうDIY大家さんも増えてきた。
昨年、東京・六本木に出来たDIY施設のテックショップ東京を取材した。
テックショップ東京は会員制のDIYスペースだ。木工や鉄工などの工作機械や注目の3Dプリンターなどの本格的な設備を備えている。
特徴的なのは会員同士で交流が生まれやすいように工夫してあること。ワンフロアの中に全ての設備を集約し、会員間で技術を相互に教え合ったり、助け合ったりできるようにしているのだ。
2000年代に米国で誕生した会員制のオープン型DIYと呼ばれる形式で、テックショップはその代表例という。
米国のテックショップから作られたものが製品化されるケースも増えている。スマホを使った決済システムの『スクエア』などが誕生した。
本格的な工作機械
見学者だれもが驚くのは、本格的な工作機械が備えられていることだ。大学や工場などで使われているものが置いてあり、なかには購入すれば1000万円を超えるものもある。
一番人気のレーザーカッターは鉄やプラスチックなどにデザインを刻めるもので、表札などを作ることができる。
3Dプリンターはフィギュアなどの立体物を作ることができ人気だが、もととなるデータの作成が難しい。そのため、利用者は少なかった。
交流が醍醐味
平日の昼間だったため取材日には利用者は少なかったが、夕方くらいから仕事を終えた会員が集まりだし賑やかになるという。
交流も頻繁に行われており、工作が苦手でも気軽に教わりながら楽しむことができる。
開放感のあるスタジオはモノ作りの雰囲気にあふれており、自他ともに認める不器用の筆者も、何かを作りたくなった。
住宅コラムニスト
西条阿南
新聞社を経て、フリーランスの記者、編集者として活動。
経済誌や週刊誌などに幅広く記事を執筆中。
8年間で5回の引越し経験があり、入居者目線で鋭く意見を発信する。
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賃貸住宅では従来リフォームの設計、施工、入居者募集は別々の会社より提供されていますが、ハプティックでは、リノベーションの設計、施工を「TOMOS」、リノベーション後の入居者募集を「goodroom」により、ワンストップで提供することでオーナー様の空室解消や家賃下落に対する不安を解消し、築古賃貸不動産のバリューアップを行っています。工事のご相談はお電話・お問い合わせフォーム(こちら)よりお気軽にお知らせください。