できる限り施工費は抑えたい、けれど賃料はアップさせたい。
リノベーションにおけるみなさま共通のこのお悩みを解決する、補助金制度があることをご存知でしょうか?
大阪市が設けている補助金制度を利用して、リノベーションを行った事例の2つ目をご紹介します。
こちらのお部屋では、既存設備を極力残したリノベーションを行い、入居者付けと9千円の賃料アップを実現しました。
目次
1.大阪市の補助金制度って?
大阪市が子育て世帯に配慮した改修を実施されるオーナー様を対象に、助成している補助金制度です。
その額なんと1戸あたり最大75万円(補助対象工事費(税抜)の3分の1まで)
大阪市にあり、40㎡以上の住戸であれば多くの物件で申請が可能です。
そして、弊社ではこの制度の申請手続きも代行しています。
面倒な手間要らずで、施工費を抑えることが可能なんです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
>>最大75万円補助!大阪市のリノベーション補助金制度について
2.オーナー様のお悩み
退去が出る度に賃料を下げて募集しなければならないことを懸念されていたオーナー様。
今後築年数が経っても、資産価値を落とさずに保ち続けたいとお考えになり弊社にお問い合わせいただきました。
その後、これまでに計6部屋で施工を行い、全部屋で賃料アップと入居者付けを実現いたしました。
今回は2018年に大阪市の補助金制度を利用して施工した、そのうちの1部屋をご紹介します。
3.リノベーション内容
対象となったお部屋は、壁が斜めになった少し変わった間取りのお部屋。
42㎡が3分割された、2DKのお部屋でした。
既存の設備は極力残して費用を抑えながらも、賃料アップと入居者付けを目指します。
①リビング
リノベーション前は6畳ほどのダイニングと、4畳ほどの和室が繋がった間取りでした。
和室との間仕切りを取り払い、ダイニングスペースとリビングスペースが一体となった近年の主流間取りに変更。
このリビングであれば2人用のテーブルやソファはもちろんのこと、お子さんが生まれた後も家族全員で過ごすことができます。
押入れもリノベーションし、掃除道具などの収納として喜ばれるリビングクローゼットになりました。
②キッチン
古さを感じやすいキッチンは、新しいものへと交換しました。
お部屋に合った白いキッチンは、他の賃貸物件では中々見かけません。
お料理をする方にとって、キッチンの充実度は浴室などと同様に重要なポイント。
ご夫婦やファミリーをターゲットとする広いお部屋では、特にキッチンの重要性が高まります。
③水回り
比較的きれいな状態であったお風呂・洗面台はクリーニングのみ行い、既存利用しました。
これにより施工費を大幅に抑えることができます。
既存のものを利用する場合は、リノベーション箇所と既存箇所を上手くなじませることが重要です。
弊社ではこのように、一部既存利用した施工も多数行っております。
>>【事例】既存設備を残して、リノベーションをしたい
④玄関
玄関は白の磁気タイルを貼ることで、明るくなりました。
お部屋に入って一番に目にする玄関は、お部屋選びの際に強く印象に残ります。
下駄箱はシートを貼ってリメイクするに留め、コスト減を図りました。
図面で見るビフォーアフター
(左:リノベーション前 右:リノベーション後)
4.リノベーションの効果
こちらのリノベーションの施工費は約193万円(税抜)。
今回はこの金額の3分の1に当たる、64.5万円を補助金で賄うことができました。
そしてリノベーション後の賃料は、従前の7.3万円から8.2万円に9千円アップ。
築30年を超えても、賃料を下げるどころか以前よりも高い家賃設定で入居者付けができました。
5.グッドルームのリノベーション
弊社では内装の仕様を統一しているので、過去の事例からリノベーション後のお部屋がイメージしやすいことが特徴です。
2019年に弊社施工でリノベーションした大阪支店にご来店頂くと、その雰囲気を直に感じていただけることかと思います。
入居者募集においては、工事期間中から弊社が運営する月間120万人以上のユーザーが利用している人気ポータルサイト「goodroom」で入居者を募集するため、施工物件の65%のお部屋でリノベーション工事完了前に入居者が決まっています。
また、賃料アップ率は平均16%という数字を誇っています。