お部屋の状態が悪くなってきた、入居が付きづらくなってきた。
何か手を加えないとなと思いつつも、費用面から中々踏み切れずにいたオーナー様に朗報です。
リノベーション工事に対して給付される大阪市からの補助金制度があるのです。その額最大75万円!
上手く利用すれば費用を抑えながらも、これまで大切にされてきたお部屋を存続・賃料アップさせることができます。
※令和6年度も継続して行われることが決まりました(2024年9月18日更新)
目次
1.リノベーションの補助金制度って?
今回ご紹介するのは、大阪市が「大阪市子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修促進事業」という事業の一貫として、子育て世帯に配慮した改修を実施されるオーナー様を対象に、助成している補助金制度です。
補助額は1戸あたり、最大75万円(補助対象工事費(税抜)の3分の1まで)
こちらは大阪市内の住戸であり、かつ以下の条件をクリアすれば、どのような住居でも受給が可能です。
簡単にまとめると、耐震基準を満たしている40㎡以上の住居で、補助制度を受けたことがなく、合法的な建物であればOKです。
給付には対象住戸の基準とリノベーション内容の基準があります。
住戸に対する給付条件
1.補助対象とする住戸が交付申請時において空室であり、入居者募集をしていないこと
2. 対象となる住戸がある住宅等が、昭和56年6月1日以降に着工した建築物であること。
昭和56年6月1日以前に着工した建築物であっても、
①室内改修と合わせて耐震改修工事も実施する
②既に地震に対する安全性に係る建築基準法の規定に適合することが確認されている
建物は対象になります。
3. 床面積が40㎡以上であること。
子育て世帯に適した広さのお部屋でなければいけません。
小さいお部屋でも2部屋を1部屋にするなど、改修工事後に40㎡以上となる場合は対象になります。
4. 台所、水洗便所、収納設備、洗面設備及び浴室(浴槽を備えていること)を有するものであること。
通常住居であれば問題ありません!改修工事において新設する場合も対象です。
5. 過去に本事業の補助金の交付を受けた住戸でないこと。
また、他の補助制度により国又は他の地方公共団体等から補助を受けていないこと。
6. 建築基準法等に適合する建築物であること。
リノベーション内容に対する給付条件
1. 以下4つの内1つが当てはまること
① 居間を含む複数の居室を一つの居室に間取り変更する工事
② 居間又は寝室における窓の断熱改修工事
③ 居間又は寝室の天井又は床の断熱改修工事
④ 一定の要件を満たすユニットバスの新設又は改良工事
2. 子供の安全対策として以下の措置を行うこと(既に措置済みの場合はそのままでOKです)
①居間及び玄関のドアにおける指はさみを防止するための措置
②居間のコンセント部における感電を防止するための措置
③居間及び台所の吊戸棚等における地震対策のための措置
詳細は以下のページをご覧ください。
大阪市HP 子育て世帯等向け民間賃貸住宅改修費を補助します
2.補助金制度のメリット・デメリット
メリット
・費用負担が少なくなる
なんといってもこちらですね。
広いお部屋ほど施工費もかかってしまうもの。
少しでも抑えたいですよね。
また、予算が増えることで妥協することなくリノベーションを行えることもメリットです。
・手間がかからない
後ほど詳細にご説明しますが、申請手続きは全て弊社で代行しています!(代行による費用はいただきません)
・条件がクリアしやすい
該当しやすい条件ばかりなので、多くの物件で利用できることもメリットです。
デメリット
・申請に時間がかかる
申請後、承認を得てから工事開始となります。
そのためすぐに工事を始めるよりも、空室の期間が少し長くなってしまいます。
・完工後、入居者条件に縛りがある
子育て世帯に適した住居への改修に対する補助のため、子育て世帯や新婚世帯のみの募集に限り、単身NGなど一定の条件があります。
但し、募集開始から3ヶ月を経過しても入居者を確保できない場合は、子育て世帯以外の入居も可能です。
3.申請から給付までの流れ
でも、補助金の申請なんて大変そう…。そう思われた方も多いのでは。
しかし、そんな心配はご無用です。弊社では申請手続きを全て代行しています!
※代行による手数料等はいただいておりません。
工事を決めて頂いてからは以下のような流れになります。
4.施工実績・事例
弊社ではこの補助金制度を利用して、累計32件の施工を行いました。そのうちの一つのお部屋をご紹介します。
(左:リノベーション前の図面、右:リノベーション後の図面)
大阪市内にある73㎡のRCマンション。
先程ご紹介した給付条件の1つである、リノベーション内容の基準1の内、①に該当するリノベーション工事を行いました。(1-① 和室をリビングと一体化した間取り変更)
この機会にキッチンや水回りなどの設備もフル交換し、施工費は約466万円(税抜)。
そのうち最大支給額である75万円を、補助金で賄うことができました。
そして賃料は、3.6万円の大幅アップを実現しました。
こちらの補助制度は予算に達し次第、締め切られてしまいます。
リノベーションを考えてはいるけれど、これまで中々踏み切れなかったという方は、是非一度弊社までご相談ください。
>>【補助金活用事例①】賃料3.6万円アップ!投資用物件でより良い収益を得るには
>>【補助金活用事例②】施工費を抑えたいが、賃料はアップしたい。どちらも叶える方法とは?