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ペットNGは機会損失?賃貸マンションの規約に見る誤解。

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お猫様の時代

世は空前の猫ブームだ。
書店に行けば猫の写真集がずらりと並んでいるし、テレビCMでもたくさんの猫を見ることができる。
書籍が一冊まるごと、一匹の猫を取り上げることもある。もはやスター猫といって差し支えない活躍ぶりである。
いままではペットといえば、まず犬ありきだった。
愛嬌があって、主人に終日な犬が人間のパートナーで、自由気侭な猫は犬に準ずる地位だった。
飼育頭数でも大きな差があった。
しかし、昨今の情勢は違うようである。

ペットとして飼いやすい猫

一般社団法人ペットフード協会によると、犬と猫の飼育頭数の差が年々と縮まっているという。今年1月に発表された調査では、日本で飼われているペットとしては犬が約987万8000匹に対し、猫は約984万7000匹まで迫っている。
人気の秘密としては、飼いやすさがあるという。
犬のように散歩は必要ないし、犬に比べて小さい猫は食費も少なくてすむ。しかも吠えないため、近隣とのトラブルも少ないという。
集合住宅に住む人や、一人暮らしも含めた少人数世帯にとっては3拍子そろったペットなのだ。

「ペット可の間違い」

猫を飼いたいという需要が増す一方でペットが飼える賃貸住宅は極端に少ないのが現状だ。エリアにもよるが、全体の5%ほどしかないと言われる。
実際にポータルサイトなどで犬や猫が飼える「ペット可」の物件を探してみると、選択肢が極端に減ってしまい驚いた。
猫好きの友人によると、不動産業界にはペットへの偏見がはびこっているという。
「犬・猫 ペット可」という表記にも業界の無知がみてとれるという。
「吠える、噛み付く、遊び回る犬と違って、猫はおとなしい。消防車の音に反応して遠吠えすることもなければ、どんどんと走り回って階下に音がでることもない。もとより外に出さずに、家猫として飼えばご近所とトラブルになることは考えられない。犬と猫を同列に扱う時点で、何も分かっていないよ」
どうやら愛猫家の嘆きは深いようだ。
聞いてみると、傷がつきにくい壁紙や床材もたくさんあるという。確かに、空室対策として「猫だけ可」というものがあってもいいだろう。
猫ブームにのらない手はないのである。


住宅コラムニスト

西条阿南

新聞社を経て、フリーランスの記者、編集者として活動。
経済誌や週刊誌などに幅広く記事を執筆中。
8年間で5回の引越し経験があり、入居者目線で鋭く意見を発信する。
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賃貸住宅では従来リフォームの設計、施工、入居者募集は別々の会社より提供されていますが、ハプティックでは、リノベーションの設計、施工を「TOMOS」、リノベーション後の入居者募集を「goodroom」により、ワンストップで提供することでオーナー様の空室解消や家賃下落に対する不安を解消し、築古賃貸不動産のバリューアップを行っています。工事のご相談はお電話・お問い合わせフォーム(<a href=”https://haptic.co.jp/wp/form/inquiry.html”>こちら</a>)よりお気軽にお知らせください。

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