前回の記事(暮らしやすさを優先!メリハリあるリノベーションで空室対策①)はこちら
「お部屋が古くなったから」
「長く住んでいた人が退去したから」
リノベーションをしようと考えるときの理由は様々ですが、
その時本当に考えなければいけないことは何でしょうか?
「入居者目線」でお部屋をつくるために
設備の更新や”今”風の間取り…
いろいろな要素がありますが、
一番大切なのは
「どんな人が暮らすのか?」
「どんな人に暮らしてほしいのか?」
お部屋の場所や特性から住んでもらいたい人を明確にすること、
であるとハプティックでは考えています。
ターゲットを設定することで、
どんなリノベーションを目指すのかが想像しやすくなり、
『入居者目線』で空室対策を行なうことができるようになります。
Case2. 在来浴室を有効活用する(ユニットバスにしない)
(Case1.はこちら)
バランス釜(※)の浴槽に、タイル張りの壁面。
築年数が古い物件になるとよく見られる在来浴室ですが、
最近ではあまり見られなくなったタイプだけに、
入居者募集の際には敬遠されてしまうことも。
バランス釜、タイル張りの在来浴室
(※バランス型風呂釜:浴槽のすぐ横に設置されたガス式給湯設備)
そこでリフォーム・リノベーションをするときには
壁掛け式給湯器を新しく設置して、
ユニットバスにするというのが主流になっています。
しかしながら工事費用は高額。
さらに、梁や窓などがあるとユニットバスのサイズを小さくせざるを得ず、
浴室が施工前よりも狭くなってしまうこともあります。
悩みの多いユニットバスの導入。その工事は本当に必要なのでしょうか?
「清潔感のある浴室」をつくる
ハプティックでは在来浴室の有効活用を提案しています。
タイル張りの在来浴室。リニューアルでガラリと印象を変えました。
壁には断熱材が入ったパネル、
床にはクッション材入りのシートを貼ってタイルをカバー。
浴槽は交換、あるいは塗装できれいに塗り上げます。
大きさをそのまま活かしつつ、
清潔感を出すことによって気になるポイントを解消。
入居者が新品の浴室と勘違いしてしまうほどの効果があります。
元の形状をうまく活かした施工も可能に
最良なのは壁やブロックなどを解体して、
大きなユニットバスを入れることだと思われますが、
もともとがバランス釜である築古の物件では狙える家賃が限られてしまいます。
入居者として気持ちよく住むことができる最低限のラインを見つけて、
浴室に過度な投資をすることなく、
その分を内装に手をかけるなどメリハリをつけることがポイントとなります。
「誰にとっての付加価値か」
ポータルサイトの検索に引っかるためだけの
設備重視のリノベーションではなく、
ターゲットを明確にしたメリハリのある空室対策で『選ばれる部屋』を造りたいですね。
今回紹介したお部屋はこちら
TOMOS 暮らしに彩りを │ goodroom(グッドルーム)
TOMOS 私だけが知ってる│ goodroom(グッドルーム)
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