昨今の新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、多くの企業がテレワークを取り入れるようになりました。
都内企業(従業員30人以上)のテレワーク導入率は57.1%※となっており、今後も柔軟な勤務形態が取り入れられていく事が予想されます。
今回は「職住融合」つまり、自宅にワークスペースを取り入れたお部屋をご紹介します。
駅から徒歩約20分と離れた物件ですが、立地をあまり懸念と感じないテレワークの方々をターゲット層に取り込む事で、施工中に入居が決まる人気のお部屋となりました。
目次
リノベーション背景
(リノベーション前のお部屋です)
今回ご紹介するのは、東京都世田谷区、駅からバスで約10分の立地のお部屋です。
築34年と経過しており、設備の交換が必要な時期に差し掛かっていました。
また、ダイニングキッチン+洋室+和室と40㎡が細かく仕切られた間取りで、開放的なお部屋が人気を集める現代のニーズに合わなくなってきたため、この機会にリノベーションを行うことになりました。
リノベーション内容
(以前施工させていただいた別部屋の写真です)
実は以前も別部屋で施工のご依頼をくださっており、43.9㎡のお部屋をワンルーム化しました。
その際に賃料アップ、施行中の入居申し込みを叶え、「(開放感があり)気に入っている。」とオーナー様よりお喜びの声を頂いたことから今回施工するお部屋もワンルーム化することとなりました。
さらに+αで競争力を上げるための要素を沢山取り入れた施工内容となっておりますので、以下でご紹介します。
ワークスペース付きで昨今のニーズを掴む
(左:ワークスペース 右:右側の引き戸を開けるとワークスペースがあります)
まずは昨今人気を集めているワークスペースのご紹介です。
テレワークが広まる中で、ご自身でデスクや椅子を購入される方も多くいらっしゃいます。
また、狭いお部屋にお住まいの方は、ワークスペースを確保できる広いお部屋への引っ越しを検討される方もいらっしゃいます。
そのような中で、初めからワークスペースのついた賃貸住宅は希少かつ人気が高いです。
個室になっているので仕事に集中しやすく、使用しない場合も収納として活用できるので様々な入居者様にお喜び頂けます。
1〜2人暮らしにも対応した内装
(左:居室 右:ウォークインクローゼット)
満室稼働を目指すためのコツの1つは、様々な入居者層を取り込むことです。
こちらワンルームのお部屋は、ゆったりと暮らしたい1人暮らしの方はもちろん、2人暮らしの方も快適に暮らして頂けるよう広めのウォークインクローゼットを新設しています。
以前は2人暮らし以上となると仕切られたお部屋を選ばれるのが一般的でしたが、近年はコミュニケーションの取りやすい広めのワンルームや1LDKのお部屋を選ばれる方も多くいらっしゃいます。
お洒落な水回りデザイン
(左:キッチン 右:全体から見たキッチンです)
人工大理石の天板がお洒落なキッチンです。
グッドルームのキッチンは空間への馴染みがよくデザイン性も高いので、ワンルームのキッチンでも入居者様にお喜びいただけます。
さらに、3口コンロにグリル付きと機能も充実しているので、2人暮らしの方でも料理がしやすい環境となっています。
新しいTOMOSのキッチンには木製のミニ吊り下げ棚も設置されています。
入居者様がお好みのマグカップや小物を置くことで、見せるキッチンをよりお楽しみ頂けるようになっています。
(左:浴室リノベーション前 右 浴室リノベーション後)
経年による変化や変色が出やすい浴室も交換しました。
床の色を暗くする事で引き締まった印象の浴室になりました。
浴室周りは所々、ポイントで暗めの色が使用されており、ナチュラルながら上品な印象も受けます。
男女選ばず気に入って頂けるようなデザインです。
(左:洗面台リノベーション前 右 洗面台リノベーション後)
統一されたデザインである事が多い、賃貸の洗面台も交換しました。
グレーのクロスと鏡の木枠がマッチしています。
カウンターの表面や床材も暗めの配色となっており、浴室同様、品のある独立洗面台となっています。
同じデザインが多い箇所だからこそ、差別化させる事で入居者様に良い印象を与える事ができます。
自転車も置ける玄関土間
敷地内の駐輪場が埋まってきていることもあり、こちらのお部屋では土間玄関も採用しています。
自転車を置いたり、観葉植物をおいたり、入居者様次第で様々な楽しみ方があります。
高さを調節できる稼働棚も付いているので、高さのあるブーツでもすっきりと収納する事ができます。
図面before/after
(左:リノベーション前 右:リノベーション後) beforeは同間取り、別部屋の写真です
リノベーション結果
細かく区切られた間取りをつなげ、1人暮らしから2人暮らしまで対応した汎用性の高いワンルームとなりました。
また、ワークスペースを設けることで、駅徒歩距離をあまり懸念と感じない在宅ワークをされる入居者様をターゲットに取り込むことに成功しています。
リノベーションの結果、完工1ヶ月前に週4日テレワーク、単身の方から入居申し込みがありました。
仲介スタッフも抱えるグッドルームでは、入居者様のお声をいち早くキャッチし、施工に落とし込む事が可能です。
駅から離れている、築年が経過しているといった物件でも、賃貸市場の動向に合わせたリノベーションを行うことで空室解消を叶えるた事例は沢山あります。
もし空室にお悩みのオーナー様がいらっしゃいましたら、是非一度、お気軽にご相談ください。