今回ご紹介する物件は、お部屋ごとに間取りやコンセプトを変えてリノベーションを行った、面白い賃貸物件です。お部屋の内装を綺麗にすることはもちろん、入居者様に喜んでいただけるような工夫をそれぞれのお部屋に散りばめました。
リノベーション工事完了後1ヵ月で全部屋が満室になった本物件、今回はその早期入居者付けの秘密を紹介していきます。
目次
1.オーナー様のお悩み
マンション一棟をご購入したオーナー様からのご依頼で、和室あり、在来浴室、築34年という、賃料が下落傾向にあるマンションでした。
そこで、一棟まるごとリノベーションし収益物件にするため、グッドルームにリノベーション工事をご依頼いただきました。
2.リノベーションで加わった新しい価値
①外装
一棟まるごとのリノベーションだったため、お部屋の内装に加え、老朽化した外観や共有部分も同じように一新しました。共有部分も併せてリノベーションすることで、物件全体の更なるバリューアップに繋がっています。
②大きな玄関土間
まず入ってすぐに目を引くのが、広い玄関土間。モルタル仕上げの床に、可動式の棚を設置し収納力も抜群。
こだわりの自転車や靴など入居者様が好きなものを置けるため、入居付の際の魅力ポイントになります。
③対面キッチン
ファミリー向けのお部屋に加え、一部のワンルームのお部屋にもカウンターキッチンを設置しています。
ワンルームのキッチンは部屋の端や廊下等にひっそりと設置されていることが多いですが、あえて一人暮らし向けの賃貸では珍しい、大きめのカウンターキッチンを設けることで、「キッチンが部屋にある」というネガティブな印象を「おしゃれな居室を構成するメイン要素としてのキッチン」へと変換しています。
単純にキッチンを広く使えることは勿論、「お部屋にいる人たちとコミュニケーションを取りながら料理が出来る」「友達を呼んでホームパーティーができる」「キッチン周りのレイアウトも楽しめる」といった、そのお部屋でなければ得ることが出来ない新しい価値をプラスしています。
④ロフトスペース
収納力抜群のロフトスペースも設けています。ロフトの下は洋服の収納やベッドスペースとして活用しても良さそうです。
暗くなりがちなロフトスペースですが、上部は一部オープンに、下部はライトや小さな小窓が設けられていてうまく光が取り入れられるように工夫されています。
使い勝手を考慮した設計となっておりますので、物置スペースとしてはもちろん、書斎やシアタースペースなど趣味の部屋としてご利用いただくことも可能です。
住む人の遊び心を刺激するような汎用性のあるスペースとなっています。
3.リノベーションで得られた効果
一棟まるごとリノベーションを行うことで、物件全体の価値をぐんと高めることに成功し、
リノベーション工事後に家賃がなんと70%アップしています。
工事中に12部屋のうち9部屋の入居お申し込みがあり、完工後わずか1ヶ月で満室となりました。
築34年、さらに駅からも距離のある物件ですが、それと天秤にかけても「住みたい!」と思わせるような人気物件に生まれ変わりました。