リノベーション施工の一種である、”間取りの変更”
間取りを条件にお部屋を探されてる方は多く、グッドルームにおいても間取り変更のリノベーションを行ったことで早期入居付け&賃料アップを叶えた事例は沢山あります。
今回はその中でも、施工させていただくことの多い、2DKを1LDKにするリノベーションにフォーカスして、
「どのような物件を物件を所有される方にオススメなのか?」
「費用はどれくらいかかるのか?」といったことを事例と共にご紹介します。
目次
1LDKってどんな間取り?
1LDKとは”リビングダイニングキッチン(LDK)+1部屋”の間取りの部屋を指します。
DKではなくLDKと表記できる基準は、居室が1部屋の場合は、LDKにあたる部屋の面積が8畳以上、2部屋以上の場合は10畳以上と首都圏不動産公正取引協議会により基準が設けられています。(※1)
(※1)公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会「特定用語の使用基準」
広く開放的なLDKスペースには、大型の家具・家電でも配置することができるのでレイアウトの幅が広く、
また、リビングと寝室を分けることが出来るため、テレワーク中心の方や、一人暮らし、二人暮らしの方に人気の間取りとなっています。
ふたり暮らしの1LDKの住まい方事例:goodroom journal「大きなソファでゆったりと。ヴィンテージシックなふたり暮らしの部屋」
1LDKにリノベーションするメリットと注意点
メリット
・ポータルサイトで検索されやすくなる
・入居者層が広がる
一世帯の人数も多く、部屋数が重視された数十年前と比べ、現代では広さを重視してお部屋を選ばれる方が多くいらっしゃいます。
開放感や明るさがアップすることはもちろん、ライフスタイルの洋式化が進む中で、ベッドやソファといった大型の家具でも様々なレイアウトをお楽しみいただける点も1LDKの間取りが人気の理由です。
そのような傾向の中で、ダイニングキッチンと居室で仕切られたDKのお部屋は”築年数が経過している”というイメージを抱かれてしまう可能性があります。
多くの不動産ポータルサイトでは、間取りの検索条件が「1LDK」「2DK」とそれぞれ分かれているため、DKタイプのお部屋をLDKタイプにリノベーションすることで、検索でヒットしやすく、多くの方の目に留まるお部屋を目指すことが可能になります。
さらに1LDKのお部屋は、1人暮らし、2人暮らし、小さなお子様がいらっしゃるご夫婦など、様々な入居者層を取り込める点も魅力です。
これまで1LDKを選ぶ1人暮らしの入居者様は、30代後半など一定収入がある年代の方や、手持ちの家具が多い方などが一般的でした。
しかし昨今、新型コロナウイルスの感染拡大により在宅時間が増加する中で、内装にこだわりたい、ゆとりのあるお部屋に住みたいという1人暮らしの方も増加しており、1人暮らしの方が1LDKを選ぶケースが増加しています。
例えば、最近グッドルームでリノベーションしたこちらのお部屋。
柿生から徒歩14分、49㎡と広めの1LDKですが、反響を頂いた計29件の内、26件が一人暮らしの方からのお問い合わせでした。
気をつけたい点
・30㎡以下の1LDKだと2人暮らしを取り込めない可能性がある
・間取り変更に伴う工事で、追加費用がかかる場合がある
1LDKの間取りは、1人暮らし〜2人暮らしまで居住できるとお伝えしましたが、30㎡以下のお部屋であった場合、2人暮らしでは手狭に感じられてしまう可能性が高いです。
間取りでお部屋を選ぶ方は多いので、お問い合わせを頂く機会は増えるかもしれませんが、「実際内覧したら思ったよりも狭かった」「いざ二人で生活することを考えるともう少しリビングの広さが欲しい」と感じられてしまうと入居に繋がらないことも多くあります。
そのため、30㎡以下のお部屋だった場合は無理に1LDKにせず、余裕のあるワンルームにリノベーションすることをおすすめします。
また、間取り変更に伴い「壁の解体」や「クローゼットの新設」などで、間取りを変更しない場合と比べると工事費用がかかります。
定額パッケージでのリノベーションの場合、その費用が含まれているかどうかの確認が必要になります。
1LDKのリノベーション事例
①斜めの間取りも、広さを与えて家具配置しやすく
(左:リノベーション前 右:リノベーション後)
(左:リノベーション前 右:リノベーション後)
元々はダイニングキッチン+洋室と和室が1部屋ずつの2DKの間取りでした。
ダイニングキッチンと和室をつなげ広さが生まれたことで、斜めの間取りでも家具レイアウトがしやすくなりました。
残りの1部屋には、コロナ禍における入居者ニーズを踏まえ、テレワーク対応の造作デスクを設置し、近隣物件と差別化しています。
(コンセント付きでパソコンを使った作業も行えます)
■リノベーション結果
賃料1.1万円アップ&着工翌日に入居申込を獲得
施工費用:約450万円
内覧いただいたお客様からのご感想:造作デスクがあるから作業スペースがあってよい、水回りのゆとりがあってよい、収納が豊富で使いやすそう
このお部屋の詳細はこちらからご覧ください
>>「長期入居者が退去し、大きく改修しなければならない状態である」
②レイアウトが難しい、部屋が縦に並んだ間取りを変更
(左:リノベーション前 右:リノベーション後)
(左:リノベーション前 右:リノベーション後)
築25年、建築当時のままだった2DKの間取りを、現代のニーズに合わせて変更しました。
間仕切りを取り払うことで、13畳の開放的なリビングルームが魅力の1LDKとなりました。
元々、ダイニングキッチンと2部屋が縦に並び、家具レイアウトの難しい間取りでしたが、1LDKにリノベーションしたことで、ダイニングテーブルも、ソファやローテーブルも置ける開放的なLDKスペース+寝室の間取りとなりました。
こちらのお部屋では、設備の既存活用でコストを抑えながらリノベーションを行うことで、予算内での間取り変更工事を実現しています。
(綺麗な浴槽は既存のまま、シャワー交換や木目シートを貼ってリニューアルしています。)
■リノベーション結果
賃料1.6万円アップ&完工前に入居申込を獲得
施工費用:約300万円
内覧いただいたお客様からのご感想:工事中に申し込みをしたが、予想よりも広く感じた
このお部屋の詳細はこちらからご覧ください
>>「設備交換のタイミングでリノベーションし賃料を上げたい」
③2部屋を繋げ、12畳の開放的なリビングでニーズを掴む
(左:リノベーション前 右:リノベーション後)
(左:リノベーション前 右:リノベーション後)
築31年、舞浜駅からバス8分のこちらのお部屋。
細かく仕切られ生活のイメージがしづらい2DKのお部屋から、レイアウトがしやすい1LDKのお部屋とすることで多くの問い合わせをいただきました。
さらに+αの施工でデザイン性の高いキッチンや独立洗面台、ウォークインクローゼットなどを設置することで駅から離れた物件でも住みたいと思っていただけるような競争力の高いお部屋となりました。
将来を考え(持ち家購入や養育費など)、賃料を抑えるために、駅から離れたお部屋を選ばれる2人暮らしの方も多くいらっしゃいます。
今回のリノベーションでは、大容量の収納など、2人暮らしをターゲットとした内装とすることで立地にあったお部屋へと変身しました。
(2人暮らしの方でも安心。大容量のウォークインクローゼットを新設しました。)
■リノベーション結果
賃料1.4万円アップ&完工前に入居申込みを獲得
施工費用:約250万円
このお部屋の詳細はこちらからご覧ください
>>「バス便の立地にあるRCマンションを賃料アップさせたい」
1人暮らし〜2人暮らしまで居住できる1LDKのお部屋。
テレワークなど在宅時間の増加により、これまでワンルームや1Kのお部屋に住んでいた1人暮らしの方々が1LDKのお部屋に引越されるケースも増えています。
2DKタイプの物件でリノベーションをご検討されているオーナー様がいらっしゃいましたら、この機会に1LDKのお部屋にリノベーションしてみませんか?
ご予算に応じて、既存を活用しながらのリノベーションなども行っております。
是非お気軽にご相談ください。