2020年11月6日(金)、オンライン内覧会を開催いたしました。
50名以上の方にご予約いただき、1時間という限られた時間での開催ながらとても活気あるイベントとなりました。
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
本内覧会のレポートとして、分譲マンションを高価格帯賃貸住宅としてリノベーションする際のポイントと、会場となったお部屋をご紹介いたします。
高価格帯分譲マンションリノベーションのポイント
リノベーションならではのデザインを取り入れる
今回のような高価格帯のお部屋の場合、競合となる新築・築浅物件の内装は光沢のあるラグジュアリーなものであることが多いです。
多額の建設費用がかけられているそれら競合物件と差別化するために、グッドルームでは弊社運営ポータルサイトを利用してくださっているユーザーの特徴を参考に、高価格帯物件であっても、ナチュラルな雰囲気で質感やセンスの良さを感じられる内装にリノベーションしています。
物件コンセプトを変え、競合物件と少し特性の異なるユーザー層をターゲットとしています。
もちろん高価格帯になるほどお部屋への期待値も上がるため、従来のTOMOSよりもより細かな箇所にまで配慮してデザイン性の高いお部屋を作りあげています。
価格帯に見合った設備性能を維持・グレードアップする
しかし、やはりデザインの良さだけでは高グレードな設備を採用している競合物件に負けてしまうため、最低限の設備性能を維持する必要があります。
今回のお部屋では、ご入居後のことを考慮し暮らしが快適になる高グレードな設備を多数取り入れました。
物件概要
築年数 :2001年(築19年)
構造 :RC造
間取り :3LDK
平米数 :70.80㎡
アクセス:JR千駄ヶ谷駅 徒歩4分
建物設備:EV、オートロック、駐車場など
リノベーション施工ご依頼の経緯
元自宅である分譲マンションを購入、賃貸化するにあたりリノベーションのご相談をいただきました。
マンショングレードが高く立地も良いため、賃料20万円台後半以上の高価格物件として賃貸できるお部屋でした。
上記、高価格帯分譲マンションリノベーションのポイントをもとに、デザインの良さと設備グレードを両立したリノベーションを行いました。
図面before/after
リビングに隣接していた窓のない個室の引き戸を撤去し、キッチンスペースを含めて19畳の広々リビングに。
3LDKから2LDKへと間取り変更しました。
既存と同じL字型キッチンでなく二の字型のキッチンを採用することで、料理中もリビングの様子を伺え、家族との憩いの時間を分断しないキッチンスペースとなりました。
before/after
リビング
重厚感のあるオークの無垢フローリングを貼り、ナチュラルな印象ながらも質の良さを感じられるリビングに。
個室の引き戸を撤去することで、大型のダイニングテーブルやソファも使用できる開放的な空間となりました。
グレード維持のため特別なフローリングを選定し、床暖房機能を備えていることもポイントです。
キッチン
今回のリノベーションのメインとなる二の字型キッチン。
食洗機や大容量の収納、調理器具を吊るすことができるアイアンバーの設置など機能面が充実していることはもちろんのこと、キッチンタイルはよく見られる光沢のあるものではなく主張を抑えながらも全体の調和を整えるマットな質感のものとするなどデザインにもこだわりました。
ユニットバス
ユニットバスは、調光機能がついたパナソニック社のものを採用しました。
些細なポイントであっても賃貸住宅では中々見られない設備を採用することで、内覧時に入居者様がお部屋を楽しんでくださり、入居に対してもポジティブな印象を持ってくださることが期待できます。
洗面台
洗面台は、天板と背面のクロスにグレーを取り入れ、お部屋の雰囲気にあったデザインにしています。
ミラー裏は全て収納となっており、機能的です。
珍しい白色の水栓を採用するなど、細かな箇所もデザインの配慮がされていることで入居者様にプラスの印象を与えることができます。
居室
居室もリビングと同じ無垢床に。
窓には、結露やカビ対策としてインナーサッシを設置しました。
築年数が経ち劣化していても分譲マンションではサッシ交換を行うことが難しい場合が多いですが、インナーサッシを設置し既存のサッシに被せることで劣化部分をカバーすることが可能です。
高価格帯物件リノベーションのポイントである、センスの良いデザインと設備グレードに留意し、感度の高い方へ訴求ができるお部屋となりました。
内覧会では多数のご質問をいただき、「今までのTOMOSで一番好きなお部屋でした。」など好意的なコメントもいただきました。
今後も随時イベントの開催を予定しておりますので、ご興味あるものがございましたら是非ご参加ください。